物語の始まりは、どこまでも能天気だ。ハッピー星から地球にハッピーを広めるためにやってきたハッピー星人・タコピー。彼は空腹で倒れていたところを、小学4年生の少女・久世しずかに救われる。恩返しとして彼女を笑顔にしようと意気込むタコピーだったが、彼が目にしたのは地球の過酷すぎる現実だった。
しずかは学校でクラスメイトの雲母坂まりなから酷烈ないじめを受けていた。洋服は汚され、靴には泥を詰められ、顔には傷が絶えない。それでも笑顔を崩さないしずか。しかし、唯一の心の支えであった愛犬「チャッピー」が失踪(まりなの父親による保健所持ち込み・殺処分)したことで、彼女の精神は限界を迎える。タコピーが親愛の証として渡した「仲直りリボン」を使い、しずかは学校のジャングルジムで首をつって命を絶ってしまうのだった。
目の前の惨事に激しいショックを受けたタコピーは、時間を巻き戻す「ハッピーカメラ」を起動。しずかを死から救うため、悪夢のようなタイムループへと足を踏み入れる。