日本のパン作りにおいて、長らく主流だったのはカナダ産やアメリカ産などの輸入小麦でした。しかし、その構図を大きく変えたのが北海道産の春まき小麦「春よ恋」です。幻の小麦と呼ばれた「ハルユタカ」の優れた風味と食感を受け継ぎつつ、耐病性と収量を高めるために品種改良され、2001年に誕生しました。
春よ恋 強力粉の特徴として真っ先に挙げられるのが、噛みしめるほどに広がる自然な甘みと芳醇な小麦の香りです。クラスト(外皮)は香ばしくパリッと、クラム(中身)は絹のようにきめ細かく、もっちりとした弾力と瑞々しい口溶けを両立します。
一般的な春よ恋100%のたんぱく質量は約11.5〜12.0%前後、灰分は0.45%前後となっており、国産小麦としては十分なグルテン形成力を備えています。この成分バランスこそが、パンの骨格をしっかりと支えながらも、しっとりとしたソフトさを翌日まで維持できる最大の要因です。SNSやレビューサイトでの国産強力粉「春よ恋」の評判を見ても、「トーストしたときの香りの立ち方が段違い」「焼き上がりのしっとり感が持続する」と絶賛する声が後を絶ちません。