この壮大な戦いの歴史は、昭和の高度経済成長期にまで遡ります。先に世に出たのは、1975年(昭和50年)に発売された「きのこの山」でした。当時としては画期的だった「手にチョコがつかない焼き菓子付きチョコレート」として大ヒットを記録します。
その大成功を受け、明治が4年後の1979年(昭和54年)に満を持して投入したのが「たけのこの里」です。カカオの風味とクッキーの組み合わせが瞬く間に消費者の心を掴み、ここに2大巨頭が出揃いました。
当初は単なる競合商品同士の関係でしたが、2000年代初頭のインターネット黎明期(2ちゃんねる等)において、「きのこの山 たけのこの里 どっち派」を巡る投稿が活発化。消費者が自発的に陣営を組み、互いの魅力を論理的かつユーモラスに主張し合うカルチャーが定着したことで、「きのこたけのこ戦争」という一大ミームが形成されました。