タイトルの『ミスカサズ』という言葉は、日本語の「見透かす(見透かさない)」に由来しています。歌詞全体を通して描かれているのは、他者からの評価や無遠慮な視線に晒されることへの恐怖と、それでも理解されたいと願う矛盾した人間の心理です。
冒頭から綴られるのは、外面を取り繕いながら生きる現代人のリアルな息苦しさです。「見透かさないでくれ」と心を閉ざす一方で、心の奥底では「誰かに自分の本当の痛みに気づいてほしい」という悲鳴を上げています。この防衛本能と承認欲求の激しいせめぎ合いこそが、本楽曲の歌詞が持つ最大の引力です。
さらに歌詞中では、他者を軽々しくジャッジする社会への違和感や、自分自身の中にある欺瞞(ぎまん)に対する嫌悪感も赤裸々に吐露されます。綺麗事だけでは割り切れない人間のドロドロとした本音を隠さずに曝け出しているからこそ、多くのリスナーが「これは自分の歌だ」と深く感情移入することになります。