車内アテンダントとして乗客の快適な旅をサポートする新幹線パーサーの元には、日々さまざまなマナーに関する意見や相談が寄せられる。特に近年議論を呼んでいるのが、車内での身だしなみやメイク直しに関する問題だ。
時速300km近くで走行する新幹線の中では、緊急停車や予期せぬ揺れが常に発生し得る。高温になったアイロンのプレート部が皮膚や衣服、シートの布地に接触すれば、瞬時に深刻な火傷や焦げ跡を残してしまう。新幹線パーサーからも「化粧室の混雑防止だけでなく、車内での熱源使用は安全上のリスクが非常に高いため控えてほしい」との要望が多い。洗面台の鏡の前で短時間のチェックにとどめ、加熱機器の使用は目的地到着後の駅構内パウダールームやホテルで行うのが大人のマナーと言えるだろう。