小堀裕之は単なる「クズ芸人」の枠に収まらない、極めて多彩なクリエイティブの才能を持っています。彼のこれまでの経歴とマルチな活動領域を振り返ると、その表現欲求の幅広さに驚かされます。
高校中退後、吉本総合芸能学院(NSC)大阪校12期生として芸人人生をスタートさせた小堀は、初期のアイドル的人気から実力派漫才師へとステップアップしました。しかし彼の創作意欲はお笑いだけにとどまりませんでした。
- 落語家への弟子入り:桂文枝一門の桂楽珍氏に弟子入りし、「楽屋亭ヘドロ」の高座名で本格的な落語を披露。古典落語の基礎を学びつつ、独自の新作落語にも挑戦しています。
- 音楽・弾き語りライブ:自主制作CDのリリースや、定期的なソロ弾き語りライブを開催。自作のブルースやフォークソングを感情豊かに歌い上げる姿は、一部の熱狂的ファンを惹きつけています。
- 舞台脚本・絵本作家:演劇公演の脚本・演出を手がけるほか、子供向けの絵本を出版するなど、ストーリーテラーとしての能力も高く評価されています。
「本業の漫才に集中しろ」と周囲から叱責されながらも、自らの興味が赴くままに表現の場を広げ続けるバイタリティこそが、小堀裕之という人物の最大の原動力と言えます。