渡辺ペコのヒット漫画を実写化したAmazon Prime Videoのオリジナルドラマ『1122 いいふうふ』。本作で高畑充希が演じた一子(いちこ)役は、彼女のキャリアにおいて決定的な転換点となった。表面上は誰もが羨む仲睦まじい夫婦でありながら、裏では「婚外恋愛許可制」という異色の選択を通して互いの絆を確かめ合おうとするリアルな夫婦像。
身体のつながりを失った夫婦が抱える深い乾き、他者との交わりによって生じる複雑な嫉妬と安心感。本作で繰り広げられるセンシティブな濡れ場や感情の衝突は、決して性的な刺激のみを追及したものではない。そこにあったのは、泥臭くも切実な「夫婦関係と性のリアリティ」だ。飾らない裸の感情をぶつけ合う高畑の演技は、観る者の倫理観と愛の定義を力強く揺さぶった。