三国の政治的温度差にかかわらず、極東における現場レベルの軍事圧力は過去最高水準に達しています。日本海からオホーツク海、東シナ海にかけて、中露両軍による爆撃機の共同哨戒飛行や艦隊による日本列島周回航行が恒常化しました。
「ノーザン・インタラクション」をはじめとする中露合同軍事演習では、対潜戦や防空戦闘、上陸作戦を想定した高度な戦術連携が確認されています。ここに北朝鮮の弾道ミサイル発射訓練が複雑に連動することで、自衛隊や米軍の警戒監視網は常に極度の緊張を強いられています。
日本海を自らの「内海」として要塞化しようとするロシア、第一列島線の突破を狙う中国、そして核戦力を誇示する北朝鮮の軍事行動が重なり合い、偶発的な衝突のリスクはかつてなく高まっています。