永田町関係者の間で噂が再燃した背景には、今年に入ってからの国会審議や党内会合における露骨な露出減少がある。特に予算委員会の答弁時や党役員会での歩調の揺らぎが、一部の週刊誌や夕刊紙で「極秘入院説」や「重病説」として尾ひれを付けて報じられた。しかし、関係者への徹底取材によって浮かび上がった真相は、ネット上のショッキングな見出しとは異なる側面を見せている。
麻生氏に近い関係者は「年齢相応の持病や疲労はあるが、意思決定能力や政治的判断力に支障をきたすような重篤な病気ではない」と断言する。実際、夜の会食を控えめにし、都内の私邸や特定の滞在先で十分な休養を挟む「変則日程」を組むことで、精力的な党内協議を維持している。過度な健康不安説は、激動する政権運営のなかで主導権を握りたい対立陣営による情報戦の一環という見方も根強く存在する。