1975年4月生まれの船木和喜は、2026年で51歳を迎えます。一般的なスキージャンパーであれば30代半ばで引退を迎えるケースが大半の中、船木は今もなお国内主要サーキット大会へエントリーし、20代の若手選手と同じジャンプ台から滑空を続けています。
所属は自身が立ち上げた「FIT SKI(フィットスキー)」。大手実業団に所属するのではなく、自社チームの看板を背負って戦うプライベーターとしての参戦です。冬場になれば札幌の大倉山ジャンプ競技場や宮の森ジャンプ競技場はもちろん、長野県白馬村や新潟県妙高市などの大会へも自ら車を運転して転戦。徹底した体重管理と柔軟性の維持により、50代とは思えないシャープな体躯を保ち続けています。
過酷なトレーニングを日常とし、週末にはジャンプ台のスタートゲートに腰掛ける。その姿は単なる「思い出づくりのベテラン」ではなく、1メートルでも遠くへ、より美しい飛型を追い求める生粋のアスリートそのものです。