お盆や春・秋のお彼岸シーズンになると、八事霊園周辺の山手通や飯田街道は、お墓参りに訪れる車の列で深刻な大渋滞を引き起こすのが長年の名物であり、課題でもあった。地下鉄八事駅から徒歩圏内という優れた立地でありながら、敷地内の起伏が激しいため、高齢の参拝者が車で墓所近くまで乗り入れざるを得ない構造が原因となっていた。
2026年、名古屋市は交通事業者と連携し、AIを活用した「リアルタイム駐車ナビゲーション」と「園内循環EV低速バス」の本格運行を開始した。スマホアプリを通じて空き駐車場へスムーズに誘導するほか、急坂の多い園内を高齢者が安全かつ無償で移動できる巡回バスを走らせることで、自家用車の流入量を大幅に抑制。さらに主要通路の段差を完全フラット化するバリアフリー改修も順次進行しており、車椅子での参拝も飛躍的に容易になった。