生成AIが文章を綴り、複雑な分析を瞬時にこなす2026年。大学教育のあり方そのものが根底から問われている。そうした中で脚光を浴びているのが、立教が伝統的に磨き上げてきた全学共通カリキュラムだ。
効率や最適解の追求とは正反対のベクトルが存在する。講義室で繰り返されるのは、「このデータの裏で置き去りにされている声はないか」「効率化の先にある人間の豊かさとは何か」という泥臭い対話だ。専門知識のタコツボ化を防ぎ、哲学、歴史、社会学、自然科学を横断しながら思考の筋肉を鍛える。正解のない問いに立ち向かう胆力は、まさに機械が代替できない人間固有の領域だ。