楽曲の持つ圧倒的な世界観は、音楽以外のメディアへも大きな広がりを見せました。その代表例が、2019年に公開された映画『雪の華』です。
本作は、中島美嘉の原曲からインスパイアされたオリジナルストーリーとして制作され、主演を登坂広臣(三代目 J SOUL BROTHERS)と中条あやみが務めました。フィンランドの壮大な雪景色と東京を舞台に描かれた切ないラブストーリーは興行的な成功を収め、名曲が持つエモーショナルな物語性を改めて映像美とともに証明しました。
また、テレビ史におけるハイライトとして語り継がれているのが、NHK紅白歌合戦での歌唱です。発売年である2003年の『第54回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たした中島美嘉は、幻想的な冬のステージセットの中で圧巻のパフォーマンスを披露。さらに2005年の『第56回NHK紅白歌合戦』でも披露され、お茶の間に「冬の風物詩=雪の華」というイメージを決定づけました。静寂を切り裂くような凛とした立ち姿と歌声は、今なお多くの視聴者の記憶に鮮明に残っています。