本作の主役コンビであるトオル役の仲村トオル、ヒロシ役の清水宏次朗と小沢仁志の間には、スクリーン上の敵対関係を超えた強固なプロ意識のぶつかり合いがありました。
映画デビュー作でいきなり大ブレイクした仲村トオルに対し、小沢仁志はすでにTBSドラマ『スクール☆ウォーズ』などで頭角を現していた若手実力派。撮影初期はお互いに強い緊張感を持って対峙していたものの、過酷なアクションシーンを共に乗り越える中で深い信頼関係が構築されていきました。仲村トオルのストイックな役作りを、小沢は後年「あいつの度胸と根性は本物だった」と高く評価しています。
一方、歌手としても活躍していた清水宏次朗とはウマが合い、過激な撮影の合間にも酒を酌み交わす間柄でした。ギラギラとした若手キャストたちが互いのプライドを懸けて競い合ったからこそ、あの時代特有の爆発的なエネルギーがスクリーンから放たれていたのです。