人相学の知見は、近年の進化心理学や内分泌学の研究によって一部裏付けられつつある。鍵を握るのは男性ホルモンである「テストステロン」だ。このホルモンの分泌量が多い男性は、骨格的に顔の横幅が広くなりやすく、顎のラインが発達する傾向がある。いわゆる「男らしい骨格」だ。
テストステロンは競争心や性的な衝動を高める働きがあるため、結果として「横幅の広い四角い顔立ちの男性は、本能的な欲求が強い」という仮説が成り立つ。科学者たちは、顔の縦横比(fWHR)が行動パターンに与える影響について研究を重ねており、単なる都市伝説とは言い切れないデータも蓄積されつつある。