危険な中毒食材が入っていなければ、人間のおかずやご飯を少し分けても良いと考えるのは大きな誤りです。人間用に調理された料理には、犬の小さな体には処理しきれない量の調味料、油分、香辛料が含まれています。
人間と犬では汗腺の構造が異なり、犬は汗による塩分排出がほとんどできません。日常的に味の濃いおかずや味噌汁、練り製品などを与え続けると、塩分の過剰摂取が腎臓や心臓へ深刻な負担をかけ、高血圧や慢性腎臓病の進行を早めます。
さらに警戒すべきは、唐揚げや天ぷら、脂身の多い肉などの高脂肪食によって引き起こされる急性膵炎です。消化酵素を分泌する膵臓が自らを消化してしまう激しい炎症で、激痛による「祈りのポーズ(前足を伸ばして胸を床につけ、お尻を高く上げる姿勢)」や激しい下痢・嘔吐を伴い、ショック死に至る危険性すら孕んでいます。