宗教団体と著名人の関わりに対する社会の受け止め方も、この10年で大きく様変わりした。多様性や個人尊重の価値観が広まる中で、誰がどのような信仰を持っているかということ自体を過剰に特殊視する風潮は、徐々に減退しつつある。
もちろん、政治と宗教の関わりや社会的な影響力についての検証報道は依然として重要視される。しかし、文化人や芸能人個人の精神的バックボーンに対して、偏見を交えて糾弾するような論調は受け入れられにくくなってきた。個人が何を信じ、どう生きるかという自由と、公人としての仕事上の成果は切り離して評価されるべきだという客観的な視点が、広く共有されつつある。