そもそも、日本国内で涙袋メイクやプチ整形が劇的に爆発したのは、タレントの益若つばさを筆頭とするモデル文化の影響が大きい。ドールライクで可愛らしい目元は一世を風靡し、若い世代にとって憧れのアイコンとなった。しかし、そのメイク表現をそのまま皮下注入で再現しようとした結果、美の基準が次第にエスカレートしていった歴史がある。
写真やフィルター越しでは映えて見えても、リアルの対面空間では影の出方や光の当たり方が全く異なる。SNS上の「バズ」を追い求めるあまり、二次元的な美しさをリアルな三次元の顔に無理やり当てはめようとしたギャップこそが、異物感の正体だと言える。