堤康一氏は単なるキャスターの夫という肩書きにとどまらない。フジテレビジョンの情報制作局や情報番組センターで数々のヒット番組を手がけた後、共同テレビジョンへと移籍。役員・経営陣として組織を統率し、放送業界全体の発展に大きく寄与した名物プロデューサーである。
現場を熟知する堤氏の采配は、テレビマンたちの間でも一目置かれていた。デジタルシフトや視聴環境の変化が急速に進むなかでも、常に「視聴者が本当に求めている真実とは何か」を問い続けた姿勢は、妻である安藤のジャーナリストとしての信条とも完全に一致していた。メディアの裏方として業界を支え続けた彼の功績は、今も語り継がれている。