加入後、辻希美の存在感を決定づけたのが、身長150cm以下のメンバー(矢口真里、ミカ、加護亜依、辻希美)で結成されたユニット「ミニモニ。」でした。2001年にリリースされた『ミニモニ。ジャンケンぴょん!』はオリコン初登場1位を記録し、子どもから大人までを巻き込む社会現象へと発展します。
当時のモーニング娘。は年間数十本の歌番組、コンサートツアー、写真集撮影、バラエティ番組収録が過密に詰まった超多忙期。現場スタッフや当時の関係者の証言によると、辻希美の破天荒な伝説エピソードは枚挙にいとまがありません。
「楽屋のケータリングにあったお菓子やシチューを底が見えるまで食べ尽くした」「歌番組のリハーサル合間に加護亜依とスタジオの廊下を走り回っていたずらを仕掛け、スタッフに本気で叱られた」「本番直前まで熟睡していたのに、カメラが回った瞬間に完璧な笑顔を作った」など、桁外れの体力と天真爛漫さで現場を圧倒していました。のちに辻希美本人が自身のYouTubeやインタビューで「当時は忙しすぎて曜日感覚も時間の感覚も完全に麻痺していた」と振り返るほど、常人離れした激動の日々を送っていたのです。