Supremeの店舗に一歩足を踏み入れた瞬間、多くの買い物客が独特の緊張感を覚えます。一般的なアパレルショップであれば「いらっしゃいませ」「何かお探しですか?」と笑顔で声をかけられるのが日常ですが、Supremeではスタッフ同士が談笑していたり、無表情でレジ奥に立っていたりすることが日常茶飯事です。このギャップこそが、「店員の態度が悪い」「怖い」と語り継がれる最大の原因となっています。
スタッフが威圧的に見える大きな要因は、「接客サービスを提供しないスタイル」を貫いている点にあります。過剰に商品を勧めたり、サイズ合わせを手取り足取り手伝ったりすることは基本的にありません。商品を見ている最中に過度なアプローチをされない反面、質問をしても簡潔な一言で返されることが多く、これが日本の丁寧な接客に慣れた消費者には「冷たい」「拒絶された」と映ってしまうのです。
さらに、過酷な人気アイテムの争奪戦や転売目的のバイヤーに対する警戒心も、スタッフの張り詰めた空気感に拍車をかけています。規約違反やマナーの悪い客に対して毅然とした(時に厳しい)対応をとる必要があるため、防衛策としてクールで隙のない立ち振る舞いが定着した側面も見逃せません。