今年度の卒業生たちの多くは、大学入学前後においてオンライン授業や活動自粛など、異例の制限を受けた世代にあたる。サークル活動の制限や海外留学の中止など、思い描いていたキャンパスライフとのギャップに戸惑った時期も長かった。
「最初の1年は画面越しでしか友達の顔を見られなかった。だからこそ、今日こうして武道館に全員で集まれたこと自体が夢のようです」。ある文学部の卒業生は晴れやかな笑顔で語った。途切れた時間を埋めるように抱き合い、互いの門出を祝い合う姿には、この世代ならではの強い連帯感とたくましさが漂う。