本作の最大の推進力となったのは、反町隆史演じる「動」の桜井広海と、竹野内豊演じる「静」の鈴木海都という、対極に位置する2人の絶妙なコントラストです。直情的で明るく、誰の懐にも飛び込んでいく広海に対し、理性的で慎重、どこか他人と距離を置く海都。正反対の2人が衝突しながらも深い友情を育んでいく過程は、日本のテレビドラマ史に残るバディ関係として語り継がれています。
反町隆史が歌う主題歌『Forever』(ギタリストのリッチー・サンボラが参加)が流れるなか、2人が民宿の庭先で他愛のない会話を交わすシーンは、夏の情景そのものとして視聴者の記憶に刻まれました。
また、周囲を固めるキャスト陣も錚々たる顔ぶれでした。民宿の看板娘・和泉真琴を瑞々しく演じた広広末涼子、ワケありのスナック経営者・前田春子役の稲森いずみ、そして民宿のオーナーとして若者たちを温かく見守る和泉勝役のマイク眞木。彼らが織りなす疑似家族のような距離感が、作品に深い奥行きを与えていました。