「大容量=コスパが良い」という常識は、定価販売が基本のコンビニエンスストアでは概ね成り立ちます。ビール類を例にとると、大手メーカーの定番銘柄におけるコンビニ店頭価格は、350mlが税込約235円(1mlあたり約0.67円)、500mlが税込約305円(1mlあたり約0.61円)となり、ロング缶のほうが1mlあたり約9%割安です。
ところが、スーパーマーケットやドラッグストアの特売コーナーでは話が一変します。店舗が集客の目玉(ロスリーダー)としてレギュラー缶を大幅値引きする場合、350mlが1本あたり税抜180円前後まで下がる一方、ロング缶は値引き率が渋く税抜265円前後で据え置かれるケースがあります。この場合、1mlあたりの単価が逆転し、レギュラー缶を2本買ったほうが結果的に安上がりになる逆転現象が発生します。
損をしないためには、単に缶のサイズだけで判断せず、値札に記載された「100mlあたり単価」を確認する習慣をつけるのが確実です。