単なる興奮や遊びであれば一時的な行動で済みますが、頻度があまりにも高い場合、犬の腰振りは深刻なストレスサインの可能性があります。
犬は強い不安や葛藤を感じた際、その緊張を打ち消すために無関係な行動を突発的に行う「転移行動(てんいこうどう)」を見せます。退屈、運動不足、長時間の留守番、家庭環境の急な変化(引っ越しや新しい家族の増加)などにより、日常的な精神的プレッシャーを抱えている犬は、腰を激しく振ることで自らの不安を紛らわせようとします。
注意すべきは、これがエスカレートして強迫神経症(常同障害)へ移行するリスクです。呼びかけても我を忘れてクッションや毛布に腰を振り続けたり、腰振りを制止されると威嚇してきたりする場合、犬のメンタルヘルスは限界に達しています。環境の改善や発散方法の見直しが急務となります。