ボディコンテストを終えた後、最大の関心事は「この肉体改造が本業のカーリングにどう影響するのか」という点だった。一部から囁かれた筋量変化による感覚のズレという懸念を、彼女は氷上で鮮やかに払拭してみせる。
研ぎ澄まされた体幹と背筋力は、ブラシを力強く押し込むスイーピングの出力向上と、長時間に及ぶ過酷な試合でのスタミナ維持に直結した。筋肉を限界まで追い込み、ミリ単位で身体の動きを制御した経験は、ミリ単位の精度が求められるストーンの投球感覚をより研ぎ澄ませる結果となったのだ。冬季オリンピックの頂点を目指し続ける彼女にとって、この挑戦はフィジカルとメンタルの両面で確かな進化の糧となった。