六星占術における大殺界とは、12年周期で巡ってくる運気の低迷期を指す。具体的には「陰星(いんせい)」「停止(ていし)」「減星(げんせい)」と呼ばれる3つの年(および月・日)がこれに該当する。この時期は、いわば冬の季節だ。芽吹きを焦って土を掘り返しても種は育たないように、個人のエネルギーが外に向かって結実しにくい期間とされる。
ジャーナリスティックな視点で見れば、大殺界を単なる「不幸の予言」と捉えるのは早計だ。心理学的に言えば、人間のパフォーマンスには必ず好不調の波が存在する。疲れが溜まり、過去の歪みが表面化しやすい時期をあらかじめ概念化し、「今は無理をするな」という警鐘として機能させているのが大殺界の本来の役割と言えるだろう。