物語のクライマックス、世界を滅ぼそうとするエレン・イェーガーと、それを止めようとするアルミンの対話は、アニメ史に残る屈指のハイライトとなった。「僕のために地獄に落ちてくれたんだね」という言葉の裏には、親友の犯した絶対的な罪を否定するのではなく、その背負った業を半分分かち合おうとするあまりにも哀しい愛が存在する。
ミカサ・アッカーマンが愛ゆえにエレンの首を撥ねたように、アルミンは言葉によってエレンの孤独を看取った。武力による圧倒ではなく、最後まで「対話」の可能性を模索し続けた姿勢。そこに彼が提示した、もうひとつの「強さ」の形がある。