焦るあまり、多くの人が陥る罠がある。代表例が「熱湯の注入」だ。「油分を溶かそうと60度以上の熱湯を流し込む人が後を絶ちません。しかし、一般的な塩化ビニル製の排水管は耐熱温度が約60度。管が熱で変形したり、接合部が溶けて漏水を引き起こす原因になります」と配管診断士は語る。
また、ホームセンターで購入したワイヤーブラシを無計画に突っ込むのもリスクが高い。配管の曲がり角でワイヤーが噛み込んで抜けなくなったり、老朽化したパイプを突き破って床下へ浸水させる二次災害が急増している。ラバーカップ(スッポン)を強く押し込みすぎる行為も、奥のゴミをさらに圧縮して強固にするだけの場合があるため注意が必要だ。