事の発端は、あまりにも唐突で、かつ泥臭いものだった。東京都内の高級住宅街。そこに佇む長嶋一茂の邸宅の壁に、スプレー缶で大きく「バカ息子」と落書きされたのだ。犯行に及んだのは、江角マキコの当時のマネージャー。この事実が週刊誌によってスクープされた瞬間、世間は耳を疑った。
当時、江角はドラマ『ショムニ』などのヒット作で「強い自立した女性」のアイコンとして君臨していた。一方の長嶋は、偉大な父を持つ元プロ野球選手でありながら、独特のキャラクターでバラエティ番組の寵児となっていた。ママ友同士の確執が背景にあると囁かれたこの事件は、泥沼の暴露合戦へと発展し、ワイドショーの格好の餌食となったのである。