甘さの向上と並んで、消費者の満足度を劇的に跳ね上げたのが「皮の薄さ」の克服だ。かつてのミニトマトに対する不満として常に上位に挙がっていたのが、「口の中に残る硬い皮」だった。
この課題を鮮やかに解決したのが、「ぷちよ」や「ぷよ姫」に代表される超薄皮品種だ。赤く熟した果実は手で触れると赤ちゃんの肌のように柔らかく、口に入れた瞬間に弾けて跡形もなく溶けていく。「皮のストレスがゼロになるだけで、ここまで美味しさが変わるのか」と、大手百貨店の青果バイヤーも目を見張る。傷つきやすく輸送が困難だったこれらの品種も、温度と衝撃を徹底管理する最新のコールドチェーンによって、全国各地へフレッシュな状態で届けられている。