『丸の内サディスティック』の魅力は歌詞の文学性にとどまりません。音楽理論の面でも、J-POPの歴史を大きく変える契機となりました。本作で用いられているコード進行「FM7 - E7 - Am7 - C7」(いわゆるJust the Two of Us進行)は、日本の音楽ファンの間で「丸サ進行」という通称で広く定着しています。
お洒落でエモーショナル、どこか切なさを漂わせるこのループ進行は、現在のヒットチャートを席巻するアーティストたちにも受け継がれています。米津玄師、Vaundy、YOASOBI、藤井風をはじめとする近年のヒット曲にも丸サ進行をベースにした楽曲が数多く存在し、現代ポップスの基礎教養としてリスペクトされ続けています。