天空闘技場で行われたヒソカとクロロの死闘は、作中屈指のハイレベルな頭脳戦として語り継がれています。長年ライバル関係にあった両者の戦いは、クロロの完全勝利とヒソカの敗死という衝撃的な結末を迎えました。
勝敗を分けた最大の要因は、「クロロによる徹底的な事前準備と100%勝てる場所の指定」にあります。クロロは天空闘技場という観客が密集するステージを選び、「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」「番いの破壊者(サンアンドムーン)」「人間の証明(オーダースタンプ)」「転校生(コンバートハンズ)」を巧みに組み合わせました。
観客を爆弾人形に変えてヒソカを物量で圧倒し、ヒソカが得意とする「心理戦の主導権」を完全に封殺したことが決定打となりました。ヒソカは状況対応力で食らいついたものの、多重トラップによって徐々に手足を奪われ、最後は爆発による窒息死に追い込まれました。
なお、ファンの間では「クロロはシャルナークやコルトピ、マチと共闘していたのではないか」という共闘説が長らく議論されています。クロロが他人の能力を借り受けていたことや、観客席の不自然な動きが根拠として挙げられますが、公式にはクロロが周到に能力を奪い(借り)、単独で完璧な戦術を実行した結果として描写されています。
敗北後、ヒソカは自身の心臓に「死後強まる念」を仕掛けて奇跡の蘇生を果たしました。目を覚ましたヒソカは「闘う場所や相手を選ばない」という甘さを捨て、シャルナークとコルトピを立て続けに急襲して殺害。幻影旅団の全滅を宣言し、復讐の鬼と化して船内へ潜伏することになります。