この噂の原型を調査していくと、世界中を巻き込んだ「マヤ暦」の解釈問題に行き当たります。かつて2012年12月21日に人類が滅亡するという説が大流行しましたが、何も起きずに通過した後、海外の研究者やオカルトフォーラムで新たな仮説が唱えられました。
それが、マヤ暦の6月21日終末論です。主張の骨子は「グレゴリオ暦への移行時に生じた日数のズレ(ユリウス暦との計算差)を補正すると、マヤ暦の真の終わりは2026年6月21日(当時の夏至・金環日食)になる」というものでした。この海外発の言説が日本国内にも翻訳されて流入し、オカルトファンの間で強烈なインパクトを残したのです。
結果として2026年も平穏に過ぎ去ったものの、「6月21日=世界的なカタストロフィの日」というフォーマットだけが独り歩きし、毎年のように形を変えて再利用される6月21日予言の元ネタとして定着してしまいました。