現在、同社が成長の柱として位置づけるのが「ベオーザ(Fezolinetant)」、「パドセブ(Padcev)」、そして眼科領域の「アイザーヴェイ(Izervay)」の3製品だ。これらが順調に育つかどうかが、中期的な業績の命運を握る。
特に期待が大きいのが、更年期障害治療薬のベオーザだ。ホルモン剤を使わない画期的な治療薬として米国市場で先行発売され、潜在顧客の多さから大型化が期待されている。立ち上がりこそ処方獲得に苦戦したものの、保険適用(フォーミュラリー採用)の拡大に伴い、売上は徐々に軌道に乗りつつある。また、がん領域のパドセブも適応拡大が順調に進んでおり、強固な収益源へと成長した。これらの新薬群がイクスタンジの減少分を相殺し、上回るスピードで成長できるかが最大のポイントだ。