「45都道府県」と「47都道府県」の間には、数字上はわずか2県の差しかありません。しかし、企業の経営判断においてはこの2県の差が「莫大な追加コスト」と「象徴的なブランド価値」の天秤を意味しています。
45都道府県をカバーした時点で、日本の総人口の98%以上を商圏に収める計算になります。ビジネスの合理性だけを追求するのであれば、無理に莫大な輸送コストをかけて残り2県へ進出する必要性は薄いのが実情です。
それでも企業が47都道府県の完全制覇を目指す理由は、「全都道府県制覇」という唯一無二のブランドステータスと、全国メディアで大々的に報じられるPR効果にあります。最後の2県への出店は、単なる店舗拡大ではなく、企業の覚悟と投資体力をアピールする象徴的なプロジェクトとして位置づけられます。