時計の針を2005年に戻そう。当時、モーニング娘。は国民的アイドルグループとしての地位を不動のものにしており、そのリーダーに就任したばかりだったのが矢口真里だった。一方の小栗旬は、演劇界やドラマ界で頭角を現しつつあったものの、まだ全国区のメガヒットを飛ばす前夜の、尖った若手俳優の一人に過ぎなかった。
そんな二人の「合鍵同棲」をスクープしたのが、写真週刊誌『FRIDAY』だった。身長差約30センチというビジュアルのコントラストも相まって、メディアは連日このニュースを書き立てた。アイドルとしての「掟」を破った代償は大きく、矢口はグループを即座に脱退。事実上の引退勧告とも囁かれたこの決断は、当時のファンに深い傷跡を残した。