時計の針を2013年に戻してみよう。当時、手越祐也はジャニーズ事務所の「NEWS」の主力メンバーとして、鬼頭桃菜はSKE48の人気メンバーとして活動していた。恋愛禁止ルールや事務所の鉄の規律が絶対視されていた時代だ。深夜のバーでの密会とキス写真の流出は、ファンにとって裏切り以外の何物でもなかった。
この事件を境に、二人の道は大きく分かれた。鬼頭桃菜はグループを脱退し、表舞台から姿を消したかのように見えた。一方の手越も、事務所からの厳しい処分こそ免れたものの、世間からの風当たりは強まり、パブリックイメージに深い傷を負うことになった。しかし、これが終わりではなかった。むしろ、彼らの本当のキャリアはここから始まったのだ。