来場者が最も懸念する朱鷺メッセ座席表の見え方について、現地での視認性検証と過去公演の参加者レポートを分析すると、明確なメリットとデメリットが浮き彫りになります。
前述のとおり床面に段差がないフラット空間であるため、前方の「Aブロック〜Cブロック(概ね30〜40列目以内)」はステージ上のアーティストとの距離が非常に近く、臨場感は他会場のアリーナ席を凌駕します。一方で、長方形のホール長辺を縦長に使う構成の場合、最後列は80列前後まで達します。この「後方ブロック(D〜Fブロック等)」では、前の人の頭越しにステージを覗き込む形となり、身長によっては「メインステージのアーティストの足元や本人が完全に見失われる」という事態が頻発します。
また、朱鷺メッセの音響と見やすさの評判については、元がコンベンション展示用ホールであるため、低音の反響や残響音が壁面に反射しやすい傾向が指摘されています。近年のツアー音響機材(ラインアレイスピーカー)の進化により音像の明瞭度は劇的に向上しているものの、後方席では「音がやや遅れて反響する」「ボーカルの高音域が抜けにくい」と感じる場面もあります。
後方席が確定した場合は、ステージ演出全体をモニター越しに俯瞰する心構えを持つとともに、8倍〜12倍の防振双眼鏡を用意することが満足度を左右する決定打となります。