「キャリアが作った大枠の政策を、実際に動く形にするのはすべて私たちの仕事です」
都内の中央省庁に勤務する30代のノンキャリア職員は、自嘲気味にそう語る。法案の細部調整、予算執行の事務手続き、そして連日のように持ち込まれる膨大な問い合わせへの対応。実務の最前線に立つ彼らの負担は限界に近い。
かつては「キャリアに比べて残業が少なく、ワークライフバランスが保ちやすい」と言われたノンキャリアだが、それも今は昔だ。慢性的な人員不足は組織全体を蝕んでおり、ノンキャリアであっても深夜まで明かりの消えないオフィスでパソコンに向かい続ける日々が常態化している。