せっかく折ったのに「シュッ」と虚しく空気が抜ける音しかしない……誰もが一度は経験する挫折だ。実は、爆音を鳴らすには明確なコツが存在する。
第一に「紙の厚みと硬さの選定」である。あまりにペラペラな薄い紙では空気圧に負けてしまい、逆にあらゆる折り目が固すぎる重厚な紙では袋が開かない。適度な張りと柔軟性を兼ね備えた新聞紙や、70g/㎡前後の標準的なコピー用紙が最も適している。
第二に「袋の引き出し具合」の微調整だ。折り込んだ内側の袋部分を、振る前にあらかじめほんのミリ単位で外側へ引き出しておく。これにより、振り下ろした瞬間に空気が袋の内部へスムーズに入り込み、一気の開放を生み出すことができる。
第三は「振り下ろす腕のスナップと角度」だ。肘から先だけで小さく振るのではなく、肩から腕全体をムチのようにしならせ、振り切る直前に手首を効かせる。空気の壁に紙を叩きつけるイメージで腕を振るのが秘訣だ。