幕末の動乱を描く作品において、近藤の描かれ方は時代とともに大きく変化してきた。昭和の伝統的な幕末歴史劇では、厳格で質実剛健な尊皇攘夷派の敵役、あるいは悲劇の武士として描かれることが多かった。
しかし、近年のエンターテインメント業界では、より立体感のある人間ドラマとして再解釈が進んでいる。映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』のようなスピード感あふれる現代的なアクション時代劇では、単なる歴史上の人物にとどまらず、圧巻の殺陣と生々しい葛藤を抱えた一人の人間として描写され、若い世代の観客に強いインパクトを与えた。