日本の女性に根強く残る「体重が軽ければ軽いほど美しい」という信仰。これが、結果としてお腹だけが出た体型を作り出す温床になっている。食事を極端に減らすダイエットを行うと、体は脂肪よりも先に筋肉を分解してエネルギーを作り出してしまう。
特に、お腹の深層部にある「天然のコルセット」とも呼ばれる腹横筋や、骨盤の底で内臓を支える「骨盤底筋群」が衰えると、重力に負けた胃や腸などの内臓が本来の位置からずり落ちてしまう。これが「内臓下垂」だ。胃下垂や腸下垂になると、下腹部がぽっこりと膨らむだけでなく、消化不良や便秘、冷え性を引き起こし、さらに代謝が落ちるという最悪のスパイラルに陥ることになる。