『金妻』の世界観を語る上で欠かせないのが、その舞台となったロケ地です。ドラマの舞台となったのは、東急田園都市線の「たまプラーザ」周辺(神奈川県横浜市青葉区)を中心とする新興住宅街でした。
緑豊かで計画的に整備された街並み、芝生の広がる庭付き一戸建て、そしてオープンカウンターのあるアイランドキッチン。ドラマに登場する生活空間のすべてが、当時の日本人が目指した「理想のアメリカンライフ」を具現化したものでした。
このロケ地選定がドラマに圧倒的な説得力を与え、「たまプラーザに住んで金妻のような生活を送りたい」という憧れから、東急沿線の人気と地価を押し上げる社会現象へと発展していったのです。