大晦日の生放送を見逃した層や、あの熱狂をもう一度細部まで噛み締めたいファンにとって、デジタルプラットフォームの存在は今や欠かせない。NHK(日本放送協会)が提供する「NHKプラス」による放送後1週間の見逃し配信は、放送直後から異例のアクセス数を記録し、スマホ片手に名シーンを反芻するスタイルを完全に定着させた。
さらに配信期間終了後も、「NHKオンデマンド」やそれを取り扱う「U-NEXT」などの動画配信サービスを経由することで、高画質なアーカイブ映像をじっくりと堪能できるルートが確立されている。リビングの大型テレビで家族とリアタイ視聴した翌日、通勤中にスマートフォンでお気に入りのアーティストだけをピンポイントでリピートする。配信インフラの拡充は、大晦日の一夜限りで消費されていた巨大コンテンツに、息の長い生命力を与えている。