企業が同じタレントを長年にわたって起用し続けることには、大きなリスクも伴う。イメージの固定化や、視聴者の飽きが懸念されるからだ。しかし、今回のプロモーションはその懸念を完全に払拭した。むしろ、寺田心の成長ストーリーを企業の成長、そして時代の変化とシンクロさせることに成功している。
ブックオフ側にとっても、彼との歩みはブランドの進化を象徴するものだ。かつての中古本屋というイメージから、アパレルや家電、トレーディングカードまでを網羅する総合リユースショップへの変貌。そのダイナミックな変化を伝えるメッセンジャーとして、彼ほど適任な存在はいなかったのだ。