板東英二のゆで卵エピソードの中で、最も有名な舞台が東海道新幹線の車内です。東京、名古屋、大阪のテレビ局を頻繁に行き来していた彼は、新幹線に乗車するや否や、車内販売のワゴンからゆで卵を買い占めることで知られていました。
座席の折りたたみテーブルには、剥かれた卵の殻が山のように積まれ、車両の一角には独特の卵と塩の香りが充満していたといいます。これには数々の大物芸能人も巻き込まれました。
同じ新幹線に乗り合わせたビートたけしや明石家さんま、ダウンタウンらが「新幹線のドアが開いた瞬間に板東さんの匂いがした」「前の席からコンコンと殻を割る音が響いてきた」とバラエティ番組でネタにしたことで、エピソードは全国区の鉄板ネタへと昇華しました。本人は迷惑がられるどころか、共演者に「お前も食うか?」と笑顔でゆで卵を配り歩くなど、豪快な人柄を覗かせていました。