バラエティ番組で見せる彼女は、天真爛漫でハイボールを愛する親しみやすいキャラクターだ。そのギャップもまた彼女の魅力だが、映画ファンが彼女に惹かれ続けるのは、スクリーンの中で時折見せる「冷たい光」があるからだ。
『ユリゴコロ』での殺人者役や、『きみの瞳が問いかけている』での盲目の女性役など、彼女のキャリアを彩る重要な役柄には、常に身体的・精神的な痛みが伴う。デビュー作で「痛み」を演じきった経験が、彼女の演技の骨格を作った。傷つくことを恐れないその姿勢が、彼女をただのスターではなく、時代を代表する表現者に仕立て上げたのだ。