専用キット1口の利用につき、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」を通じて5人分のポリオワクチンが寄付される。ポリオ(小児麻痺)は、予防接種さえ普及すれば確実に防ぐことができる疾患だ。
しかし、ミャンマーやラオス、ブータンなどの山岳地帯や離島では、保冷設備を保ったままワクチンを運ぶコールドチェーンの維持や購入資金の確保が依然として重い課題となっている。そこに注ぎ込まれるのが、日本の市民社会から途切れることなく寄せられる支援金だ。経口投与されるわずか数滴のシロップが、子どもの歩行機能と未来の可能性を守る。押し入れの奥で眠っていた布地が、異国の幼い命を守る医療の盾へと変わる瞬間だ。