彼女の歩んできた道は、決して平坦なものばかりではなかった。乃木坂46の創成期を支えていた2014年、週刊文春による集英社編集者との手つなぎ・路上キス写真のスクープは、グループ全体を揺るがす未曾有のスキャンダルとなった。
当時のラジオ番組で、彼女は涙ながらに軽率な行動を謝罪。精神的に追い詰められながらも、持ち前のタフさと周囲の支えでグループに踏みとどまった。その後、自らのキャラクターを徹底的に磨き上げ、選抜復帰を果たした彼女のレジリエンス(精神的回復力)は、アイドルの歴史の中でも稀有なものとして語り継がれている。
グループ卒業後もマネジメントを担う乃木坂46合同会社のもとで、地に足のついたキャリアを構築。過去の痛烈なバッシングを乗り越え、現在の親しみやすくも芯の強い女性像を確立した背景には、こうした激動の経験があったことは間違いない。